dv4aのタッチパッドのドライバをALPS製からSynaptics製に替える実験

nx4800を使っていた時にはタッチパッドの挙動に不満はなかったのだが、dv4aではときどき「あれ?」と違和感を感じることがある。
パッド上で右クリックをエミュレートする場合、nx4800では右下をタップする設定にできたが、dv4aでは右上か左上をスリスリするような形にしか設定できない。
また、タッチパッド一般には、ドラッグ最中にパッドから手を放してもタップするまでドラッグ状態を維持する「クリックロック(ドラッグロック)」という機能があるのだが、これを有効にしている場合、dv4aではワンクリックでテキストボックスにフォーカスを移せなくなることがある。nx4800では特にそういった現象は発生していなかった。
で、それぞれ設定画面が微妙に違うのでよくよくみたらnx4800はSynaptics製のドライバ、dv4aはALPS製のドライバであった。
そこで、dv4aにSynaptics製のドライバを入れてみたらどうなるじゃろと考えて実際にやってみた。
我が家にはUSBマウスがないので失敗したらキー操作のみで戻す羽目になる。
ドライバの入れ替え手順は、単純にSynaptics製のドライバをダウンロードしてエイッと実行し、OSを再起動するだけ。
結果、ポインティングデバイス標準の動作は問題ないが、パッド上での右クリックエミュレートやパッドスリスリによるスクロールなどはそもそも設定自体が出てこないことがわかった。
クリックロックの設定はできたので試してみたところ、ワンクリックでテキストボックスにフォーカスを移せなくなる現象は発生しなくなったらしい。
ただ、パッド上で右クリックができないのは痛いので最終的にはALPS製のドライバに戻した。
バイスの製品自体が違うのだから他社のデバイスドライバを入れたら全く動かなくなるものだと思ったのだけれど、標準の部分は同じような作りなのね。OS自体のチープなインストール画面ですらパッドを使ってカーソルを動かせるのだから、当然と言えば当然なのか。