本場っぽいカレーを作ってみる

うちに何故か「ネパリ・バザーロ」というところが輸入しているらしい「ネパール・カレー(チキンマサラ)」とやらが幾つかあったので本場っぽいカレーを作ってみることにした。
本当は「サグパニール(サグ=ほうれん草、パニール=チーズ)」にしたかったのだが、牛乳が無かったので「パニールなしのサグパニール」。これは「サグカレー」とか「サグマサラ」とか言うのか?
冷蔵庫を漁って獲得した材料は以下のとおり。ほうれん草がメインの料理なのにシナシナのほうれん草1束なのが少し心細い。

  • 菜種油:少々
  • ツナ缶:1缶
  • 塩:少々
  • ネパール・カレー(チキンマサラ):1箱
  • シナシナになったほうれん草:1束
  • 中ぐらいのトマト:2個
  • 大きめの玉ねぎ:1個

以下、実施した作業手順。

  1. 鍋にたっぷりの水と塩少々を入れて沸騰させ、ほうれん草を投入。1分ぐらい泳がせてから取り出し、水にサッとつけてから適当に水を切る。
  2. トマトとほうれん草をミキサーに投入。面倒なのでトマトはヘタだけ取って皮つきのまま。その後、親の仇のようにしつこくミキシングして流動体にする。ほうれん草が少ない割に思いのほか緑色になってひと安心。
  3. 玉ねぎを細かく刻む。包丁スキルが不足しているのでみじん切りにするより薄くスライスした方が楽だったのかも。
  4. 鍋に少し多めの油をひき、十分熱した後に玉ねぎを投入。
  5. 焦げ付かないように木ベラで混ぜながら玉ねぎを飴色にしようと試みる……が、途中で諦めて適当なところで妥協。適当なタイミングで塩をそれなりに入れておく。
  6. トマトとほうれん草の流動体を玉ねぎ鍋に投入。やはり木ベラで混ぜる。ここで流動体の緑色が茶色っぽくなる。やはりほうれん草が足りてない。
  7. 適当なところでスパイス類をまとめて投入。やはり木ベラで混ぜる。この時点で緑色が茶色に完全移行。
  8. 本来はよきところで水を足してさらに煮込むらしいが、見た目やにおいがそれっぽくなってきたため、手抜きでツナ缶を投入してからちょっと混ぜて終了。

ひとまず水分少なめのカレーが完成。ただ、お店のカレーではもっと油が前面に出てる感じがするのだが、今回作ったのは流動体色が強い。また、おいしいことはおいしいのだが、ほのかに酸味がある。
材料で酸っぱくなりそうなものはトマトぐらいなのだが、どのレシピを見てもトマトは多めに使っているので、トマトを減らせばよいというわけではなさそう。
Google先生に「カレー 酸味」で聞いてみたところ、「他のキーワード」に「カレー 酸味 抑える」などと出てくる。結構みんなカレーの酸味に苦労してるのね。対策としては「甘味で抑える」「よく煮込む」などがあるらしい。
いろいろ調べてたら以下の情報を発見。

最終的にはたまねぎがあめ色になり、分量も当初の1/5程度になって、なにかオイルの中で泳がすような状態にまでなる。途中「ほんとにそんな風になるんだろうか?」と不安になってくるが、信じてじっくり炒めつづけよう。

スパイスが効いたインドカレーの基本レシピ [男の料理] All About

玉ねぎをもっとちゃんと炒め続けていればお店みたいに油が前面に出て来る感じになるのかもしれない。
また、以下の情報もあり。

水分をとばしながら炒め続けると、トマトは完全に形がなくなり、再びオイルが透明に澄んでしみだしてくるような状態になる。ここまでくるとトマトの酸味は消え旨みが生きてくる。

2/3 スパイスが効いたインドカレーの基本レシピ [男の料理] All About

油分が少ないのも酸味が出るのも炒めるのが足りなかったのか。途中でちゃんと水を足して丹念に炒め続けるのがコツなのかもしれない。次回、頑張ってみましょう。