DELL Optiplex 760のNICとCentOS 5.4

2010/01/15追記:当エントリには不正確な情報あり。末尾の追記参照。
久々のSEカテゴリのエントリ。でも技術情報ではなく私事だったりする。
会社で実験用PCを6台ほど調達して滅多矢鱈とCentOSを入れることになった。
大きめなやつを1、2台調達して仮想化することも検討したのだが、実験のスケジュールと調達に掛かる時間の折り合いがつかなかったので一番調達の早そうな環境でオーダー。そこでやってきたのが「DELL Optiplex 760」6台。LANケーブルを抜き差しして冗長化の実験もしたかったので2、3千円のスイッチングHUBのつもりで「スイッチ2つ」とオーダーしたら、やってきたのが「Cisco Catalyst 2960-24TT-L」2台。NIC2枚差しで繋げても穴が36個余りますよ。絶対「それはどうしても必要なものですか?無駄ではないのですか?2位じゃだめなんですか?」って言われる。以前に調達をお願いした人から「ギガビットじゃないですけどいいですか?」と聞かれたときにモノサシの違いに気づくべきだった。
それでもあまり気にせずにワシワシと追加NICを差しながら、生まれて初めてテプラを使ってケーブルにつけるラベルを作ってみたり、生まれて初めてCiscoの設定をいじってみたり(RJ45とRS-232Cのケーブルなんてあったのね)しながらフフフンと下ごしらえを完了。ここ1ヶ月はApacheのモジュール作ったり、Ciscoのスイッチをいじったり、初めてやるということが多い。
「今回は同じ構成のものを量産するからPXEブート+KickStartで優雅にインストールするかな」などと考えながら1台目に普通にCentOSを入れ、PXEサーバ化してから2台目の自動インストールを始めようとしたら、なんだかうまくいかない。
PXEブートはしているようだが、PXEサーバがインストール対象のクライアントにDHCPIPアドレスを割り当てようとするところで失敗してるっぽい。
PXEサーバとインストール対象はCiscoのスイッチ経由で繋がっているので「スイッチの設定がおかしいのか?」と疑ってみた(DHCPのタイムアウト対応のためにPortFastの設定も要りそう)のだが、リピータHUB経由でやっても解消しない。
うまく接続できないのは追加NICではなくオンボードNICの方ではあるが「追加NIC差すときに静電気がひどかったからハードがやられたか?」など思ったりもしていた。
そんなこんなで苦戦してたら以下の情報を発見。
「Optiplex 760」のオンボードNICIntel 82567でCentOS5.4のkernelは2.6.18なのだが、e1000eとkernel2.6系でいろいろと問題があるらしい。

うーむ。自分でドライバを入れれば使えそうだが、これでPXEブート+KickStartというのはきつそう。追加NICの方でPXEブートするか、諦めて普通にDVDとかから直接入れた方がよい気もする。実際、この問題の調査時間をインストールや実験環境導入に割いていたら、たぶん既に作業が終わっているはず。
ただ、途中まで動いている(ように見える?)のは何でだろう。挙動から考えると少なくともPXEサーバからインストール開始に必要なイメージが取れてるっぽいのだけれどなぁ。
2010/01/15追記:ちゃんと確認したら追加NICがeth0、オンボードNICがeth1として認識されていただけだった。しかたないのでPXEブートは追加NIC側で実施してインストール後にifcfg-ethXのHWADDR指定で入れ替えた。