Twitterに特定のURLが書き込めない場合の対応方法

twitter関連では以前に以下のようなエントリを書いた。
Twitterの検索結果に自分のつぶやきがでない場合の対応方法 - 私事ですが……

今回、Ustreamで配信している番組の「ソーシャルストリーム」機能でTwitter連携したのにさっぱりTwitter上でつぶやけないという現象が発生したので対応してみた。

今回実施した手順は以下の通り。

Twitter公式サイトで当該URLがつぶやけないことを確認する

今回はUstreamのソーシャルストリームで書き込んだ内容がつぶやかれなかったのですぐには気づかなかったが、当該URLを直接つぶやいてみることで本当にTwitterにブロックされているのかどうか調べられる。

ここで大事なのは、サードパーティTwitterアプリではなく、Web版のTwitter公式サイトを使って確認すること。

Twitterは何か異常があったときにエラーとしてそれを知らせてくれるが、サードパーティTwitterアプリはそれらのエラーを詳細にハンドリングせず単に「つぶやきに失敗しました」などのエラーにまとめてしまうことがある。
Web版のTwitter公式サイトはおそらく一番詳細にエラー内容を報告してくれるので、何かあったらまずこれで確認した方がよい。
当件についても「つぶやけない原因は書き込み内にあるURL」ということと「詳細を知りたい場合に参照すべきページへのリンク」がエラーメッセージとして表示される。

Twitter Supportに報告する

公式サイトのエラーメッセージからも辿れるが、以下のページで報告できる。
https://support.twitter.com/forms/spam
まずラジオボタンで報告内容を選択するのだが、当ケースのような場合は現時点で2番目にある「Twitterがスパムと判断したため、リンクがツイートできません」を選択する。他の選択肢は逆にスパムであることを報告するものなので注意。
「問題のあるリンク」「氏名」「Twitterユーザ名(ログインしていれば自動で入っている)」「メールアドレス」「電話番号(任意項目。日本未対応)」を入力して送信ボタンを押せばOK。

Twitter Supportからのメールを確認する

報告スパム防止のためか、報告だけしても対応してもらえないっぽい。
報告時に入力したメールアドレス宛に以下のようなメールが自動送信されてくるのでちゃんと読む。

ご連絡ありがとうございます。

Twitterとユーザーの安全性を保つため、Twitterには危険性のあるリンクの投稿をブロックするシステムがあります。リンク付きのツイートをした時、マルウェアやスパムについての警告メッセージが表示された場合は、そのリンクが危険性のあるリンクとして判断されたことを意味します。

警告メッセージを受けたリンクを運営している場合、以下を行ってください。

・そのリンクにマルウェアやフィッシングの疑いがないか確認する。以下のリンクからGoogleによるリンクの診断レポートを取得してください。
http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?site=http://example.com (http://example.com の部分をブロックされたリンクに変更してください)
マルウェアの脅威があると診断された場合、サイトからすべてのマルウェアを一掃する必要があります。詳細は『Google’s Resources for Websites and Site Owners』をご覧ください。
https://support.google.com/webmasters/answer/163633?rd=1

Googleのサイト判断で問題がない場合でも、危険性のあるサイトとして、そのリンクを引き続きブロックする場合があります。運営するサイトのリンクはブロックされているが、Twitterに危険を及ぼす可能性はないと思われる場合、このメールに返信してください。
注記:返信する前に、そのリンクを付けてツイートできないことを確認してください。

よろしくお願いいたします。

Twitter サポートチーム
http://support.twitter.com
@TwitterHelpJP

Googleマルウェアやフィッシングの可能性を確認する

前述のメールにあるとおり、
http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?site=【当該URL】
マルウェアやフィッシングの可能性を診断してくれるので、この【当該URL】を入れて実際にアクセスしてみる。
ここで怪しい診断結果が出た場合はTwitterへの申し立ては断念した方がよいが、問題が見つからなかった場合は次の手順に進む。

Twitter Supportからのメールに返信する

一応、前述のメールに

注記:返信する前に、そのリンクを付けてツイートできないことを確認してください。

とあるのでそれを再度確認してみて、確かにツイートできないようであれば前述のメールに返信する。
今回、自分は以下のように返信した(【短縮前の番組URL】の部分は実際のURLを書いている)。
2013/12/22追記:その後サポートチームから英語で返信が来たので英語で書いてあげた方がよいかも。特に英語で書いてくれとは言われなかったけれども。

Twitter Support 御中

お世話になっております。
引用メールに記された内容を確認したところ、Twitterに危険を及ぼす可能性がなさそうでしたのでご連絡致します。

なお、当URLはUstream公式サイトのソーシャルストリームからつぶやいた際にUstream側が付加する、以下の閲覧URLの短縮URLです。
【短縮前の番組URL】

現在、Ustream上の当該番組からのコメントがTwitterに投稿できない(短縮URLではじかれる)ようになっておりますので、ご確認と制限解除をお願い致します。

以上、宜しくお願い致します。

あとは適宜対応されたり対応NGだったり、場合によっては継続してメールのやり取りが発生するかもしれないが、所定の手順はここまで。

Zendeskでステータスを確認する

Twitter SupportはZendeskを使っており、Twitterでログインして以下のサイトにアクセスすると自分の報告したチケットのステータスや一連のやり取りを確認できるっぽい。
解決した場合は当該報告のコメント欄にある「解決した場合はチェックを入れてください」にチェックを入れてあげるとよさそう。
https://twitter.zendesk.com/requests