こんがらがりがちな議論をおさめる手法について考察

とりとめのない話なのでどこに書くか迷ったものの、何となく情報共有としてあってもいいかなと思ったのでここにメモしておくなど。

まず、議論の主題と異なる主題が登場したときにはそれを弁別してメタ的に複数の主題が登場していることを議論の参加者全員に明示するのが大事。
例えば「黄信号で渡るべきか否か」の主題で「でもポストは赤いよね」という話が出たときに、それは正しいけれど現在の主題には関係ないというのをうまい具合に伝えないといけない。うまく伝えないとポストが赤いことに対する反論と解釈されて「なぜポストが赤いのか」の説明が出てきたり「自分はこれが黄色でもいいと思うんですよ」とさらに違う主題が出てきたりするなど。
こういったケースではずばり「現在の主題は○○でその主題は××なので、××についてはどちらに転んでも○○に影響はない」という形で端的に提示すべき。

また、「Aを選ぶかBを選ぶか」という主題で「Aもあり得るけれどBもあり得る」という話が登場するケースもやっかいで、実質的にその話があってもなくても議論の結果に影響がないのだけれど、間違いではないのでそれを排除するプロセスがややこしい。
こちらも各主題のメタ情報を端的に提示することで本来の主題に戻すことができるものの、議論が白熱していたり議論の参加者が多くてメタ議論ができるほど落ち着いていない場合などは、「はい」と手を挙げて注目を集めてから短く主題が混線している旨を伝達するなどの工夫が必要。