雑なトンデモ理論やオカルトに見られる4つの傾向

世間的に「トンデモ理論」「オカルト」とレッテルの貼られてるものの中にもロジックがしっかりしているものはあるだろうし、ロジックがしっかりしていないものの、実は核心を突いているものもあると思う。

ただ、早々に「こりゃ駄目じゃないか」というものも多くあって、そこには一定の傾向があるような気がするので個々の理論を精査する前に自分が「こりゃ駄目じゃないか」と思うポイントをなんとなくまとめてみるなど。

個々に実例を挙げた方がきちんとまとまるのだけれども、特定の理論への批判を意図しているものではないので実例は挙げていない。

自身の理論のチェックが甘いもしくはチェックしていない

チェックが甘いからこその「トンデモ理論」なのだけれども。

難しい理論を展開する割には、それが正しいかどうかを批判的にみるということをしていない。

無邪気なくらい自身の理論にプラスなものしか拾ってこない。

間違い探しはあまりしないが符合探しに執心する

前項の「チェックが甘い」を言い換えた感じなのだけれども、「符合している」点についてはかなり一生懸命拾いまくってくる。というか、それが主張の根幹になっている節さえある。

「世の中探せば符合するものってたくさん見つかるもんだなー」とは思うが、それを収集しただけで自身の理論が成立すると思ってるようでは「トンデモ理論」って言われても仕方ないんじゃなかろうか。

「わかってますね」「もうひといきですね」などの言い回しを多用する

自身の理論が正解ということが前提なのか、同じ傾向の考え方の人に対して「わかってる」という言い方を多用する。

個人的には「わかってる」を多用する人は禅で言うところの魔境にハマってるような気がしていて、他人様にわかってるだのわかってないだのいう前にその理論を批判的な観点から眺めてみるということをしても良いんじゃないかと。

何かと暗示する

これは「トンデモ理論」より「オカルト」に多いのだけれど、世の中ちょいちょい何らかの組織や知性体からいろんなことを暗示されているらしい。

ただ、何故そんなに一生懸命暗示してるのかが説明されていなくて、そんなに報せたいなら暗示しないで明示しろよと思ったり。


個人的には「符合探し」への執心具合と「わかってますね」の多用具合が興味深いなーと。