SSOクライアント用の準備
2008/11/21:この記事にあるOpenSSOはかなり古いものです。最近のものを使う際の参考にはならないかもしれませんのでご注意ください。
次に、先に設定したSSOサーバー(Access Manager)に対するクライアントの準備をしてみた。
SSOクライアントには幾つか設定ファイルが必要だが、OpenSSOのサンプルを使って生成できるため、まずはサンプルを生成する。
- 以下のページの「latest」(今回は20070406)から「openssosamples.zip」を取得。
- 「openssosamples.zip」を適当なフォルダに展開する。
- 展開した中にscriptsというフォルダがあり、その中にsetup.shやらLogin.shやらが入っている。
- scriptsの親フォルダ(注:scriptsの中に入では駄目)をカレントフォルダにし、「scripts/setup.sh」を実行(実行権限がないときは付与)。これはクライアントで読み込むための設定。まずはサーバーに関する設定なので以下のように答えていく。
- Debug directory (make sure this directory exists):「debug」
- Password of the server application:「password」
- Protocol of the server:「http」
- Host name of the server:(サーバのホスト名。これはクライアントが見るためのものなので、他のサーバからアクセスするならlocalhostと書いてはいけない)
- Port of the server:「8080」
- Server's deployment URI:「opensso」(opensso.warにアクセスするときのコンテキストルート)
- Naming URL:(通常デフォルトでよいので入力せずにEnter)
- 次にクライアント側の設定を聞かれるので以下のように答えていく。
- Protocol of the client:「http」
- Host name of the client:(クライアントのホスト名)
- Port of the client:「8080」
- Client's deployment URI:(クライアントアプリケーション(今回はサンプルなので「ssosamples」がよい)のコンテキストルート)
- ここまで入力すると、ssosamples.warが生成される。このWARをクライアントに配備するとサンプルを動かすことができる。また、classesの直下にこれまでの設定を反映したファイル群が生成される。
ただ、実際にはssosamples.warよりも設定ファイルが欲しかっただけだったりする。
時間が無くなったので続きは明日。