XREAのSubversionを使い始める

環境が分散してきていろんな場所からリポジトリをつつきたくなったので、XREAに元からこっそりと入っているSubversionを使うことにした。
選択肢としては
 1.自宅にサーバを立てて外部に公開する
 2.無料のSubversionサービスを使う
 3.XREAに元々入っているものを使う(ただしサポート外)
などがあったのだが、1は電気代やら何やらが気になるし、2はシェルが使えないことが多くバックアップが取りにくいためイマイチ信用できない。と、いうことで3。でも、バージョンが1.2.3なのがちょっと嫌。
自分のホームディレクトリに最新版を導入して使うという方法も考えられるが、共有ホストで勝手にsvnserveなどのデーモンを立ち上げたりしてると問答無用で切られたりしそうなのでやめておく。XREA管理下のApacheでの公開も当然無理。

何故か「XREASubversionを使う」という題目で自分でSubversionをビルドする方法を示したサイトもあるが、どれもビルドが終わった後の説明が書いていないので、多分ビルドした後に「あれ。外からつつく方法がないじゃん」と気づいたのではないかと勝手に想像しておく。と、いうか自分も何も考えずにビルドして「make install」してる最中に気づいた。
おまけにうっかり手順までメモしてしまったのでせっかくなので掲載しておく。

(2009/10/18:訂正)すみません。svn+sshでアクセスする際も.bashrcの設定を読むのでこの方法で最新svnが使えますね。XREAが許容してくれるか否かという問題は残りますが。非デーモンならよいかしらん。(参照:XreaにSubversion1.6.5を入れてみた - 開発日誌@びゅわ置き場

                                  • -
cd ~
mkdir local
mkdir archive
cd archive
wget http://subversion.tigris.org/downloads/subversion-1.6.2.tar.gz
wget http://subversion.tigris.org/downloads/subversion-deps-1.6.2.tar.gz
gunzip -c subversion-1.6.2.tar.gz | tar xvf -
gunzip -c subversion-deps-1.6.2.tar.gz | tar xvf -
cd ./subversion-1.6.2
./configure --prefix=$HOME/local
make
make install

「~/.bashrc」には以下を追記して「source ~/.bashrc」を実行($PATHの前に今回のbinを指定しておかないとXREAに元から入っているsvnが先に見つかってしまう)。

export PATH=$HOME/local/bin:$PATH

subversion-1.6.2/INSTALL」を斜め読みするとarpやらarp-utilやらneonやらが必要らしいが、それらは「subversion-deps-1.6.2.tar.gz」に含まれており、「subversion-1.6.2.tar.gz」を展開したところにそのまま「subversion-deps-1.6.2.tar.gz」を上書きで展開してあげれば良きにはからってくれるらしい。
実際にXREAに導入した手順を示しているページではconfigureにarpやらarp-utilやらneonやらのオプションを付けていたりするが、config.logやらmake中のログやらをみると勝手に上書きで展開したものを参照してるっぽい。
ただ、configureとmakeでarpやらarp-utilを扱っているときに何度かエラーは発生する。
再度同じコマンドを実行した場合には前回エラーだった箇所で引っかからなくなるため、「たぶん依存関係解決時にそれらが未確定の状態だったからかな」とろくにエラーも読まずに勝手に判断しておく。
また、XREAに導入した手順を示しているページでBerkeleyDBを入れていることもあるが、遥か昔からFSFSの方がお奨めのはずなので入れない。make後に「BerkeleyDB入ってないよ!」と警告めいたものも表示されるが気にしない。
svn --version」とやって「1.6.2」と出たら一旦OK。
次にリポジトリを作成。

cd ~
mkdir repo
cd repo
svnadmin create myproject
                                  • -


以上。ボツ記事。
これやっても外部からつつけませんから。「svn+ssh://」でつついたときに応答するのは1.2.3の方ですから。残念!(おや。なつかしい)

(2009/10/18:訂正)すみません。svn+sshでアクセスする際も.bashrcの設定を読むのでこの方法で最新svnが使えますね。XREAが許容してくれるか否かという問題は残りますが。非デーモンならよいかしらん。(参照:XreaにSubversion1.6.5を入れてみた - 開発日誌@びゅわ置き場